室内リヤシート後ろにあるボードを再生。ボードから外したトリムを使って型を取り、切って貼って完成。しわもなく完璧な仕上がりです。まさに職人技!!（弊社Ｋ部長の作業でした。腕が良いと自画自賛です!!）車両に取り付けてみたら、あまりの出来の良さに感動。

リヤガラスの取り付けです。汚れを取り除いてから新品のゴム枠（ウェザストリップ）を取り付け、枠の溝に紐を巻いてから紐を引っ張り、車両側に取り付けました。フロントガラスの取り付けで要領は得たのでリヤガラスはサラッと取り付け。

前回取り付けたマフラーは固定をしていなかったので固定する作業です。マフラーを吊るゴムの取り付け。ゴムがとても硬く、厳しい体勢での作業で苦労しました。。。が、無事完成。

天井の内張り、ヘッドライニングクロスの仕上げです。リヤガラスのゴム枠に巻き込む感じで端を仕上げます。こちらも無事取り付け完了。はみ出た部分は切り取り、しわが無いようにします。じつに地道な作業です。

内装部品の取り付けによって、完成仕上がりが近づいていると実感しました。今回の作業はここで終了です。続きは次回へ。

コロナ感染拡大の影響でレストアは中断していましたが、マスク着用や換気などの対策を実施し、無事再開しました。久しぶりのレストア、楽しくスタート!!

今回は注文したマフラーが取り付け出来ない為、同じメーカーのエキゾーストマニホールド（通称：タコ足）へ交換。見た目も美しく大正解です!!

室内側も同時進行します。Ａピラ－（フロントガラスの両サイドの部分）天井から続く内装の内張りを車体に合わせ綺麗にカットし取り付けしました。

ディストリビューター（スパークプラグにタイミングよく高電圧を分配する部品です。日産車では平成１０年以降からは無くなりました）の内部についているポイント（コンタクトポイント電気の流れを断続する消耗品）の交換。

レストア大好き！弊社Ｋ部長。レストア当初より俺がやってやると言っていただけあって、手馴れた作業であっという間に交換してしまいました。当時ハイテクだったスーパーチューナー（エンジン診断機）で細かな調整をし作業完了。

弊社Ｋ部長はポイントの部品番号を未だ記憶していて、言われた部品番号で注文したら正解の部品がちゃんと届きました。ただ、今後二度と必要の無い記憶となると思いますが。。。昔の事なのに大したものです。

無事エンジンが始動し、今回のレストアは終了。次回も頑張ります!!

エンジンの冷却水温度を一定に保つための装置（サーモスタット）が入っているサーモスタットハウジングネジが折れ、更に、変形固着で分解できない状態。。。そこでサーモスタットハウジングを新品に交換。この新品は純正部品を使用しましたが、未だに供給されているのだから凄い!!

カムシャフトとバルブ（エンジンに吸気するためのバルブと排気するためのバルブがあります）のバルブクリアランス調整を実施しました。ハコスカ全盛期にサービスマンだった当社某部長に「クリアランスはどれ位ですか？｣と訪ねると０.２０ｍｍと的確な回答が!! インテーク（吸気）０.２０ｍｍ、エキゾースト（排気）０.２５ｍｍが正解。当社某部長の恐ろしい記憶力です。現在のエンジンは油圧による自動調整のため、この様な整備はほぼありません。

排気管（エキゾーストマニホールド）、キャブレター（昔の燃料供給装置気化器）の取付けを実施。

マフラーの取付けに着手。純正のマフラーを付けたかったのですが、現在は生産終了のため、やむを得ず社外品のマフラーを取り付けました。社外品ではあるものの、形状は純正品と同じです。

３月は繁忙期なのでレストアは一時休止です。そのため今回は今年度最後のレストアとなってしまいましたが、皆で楽しく作業できました。最後の写真はキャブレター周辺のビフォーアフターで２年半の成果です。今年度のレストアは最後になりましたが、本業の仕事に専念し、４月からの再開を目指します。