エンジンの冷却水温度を一定に保つための装置(サーモスタット)が入っているサーモスタットハウジングネジが折れ、更に、変形固着で分解できない状態。。。そこでサーモスタットハウジングを新品に交換。この新品は純正部品を使用しましたが、未だに供給されているのだから凄い!!
カムシャフトとバルブ(エンジンに吸気するためのバルブと排気するためのバルブがあります)のバルブクリアランス調整を実施しました。ハコスカ全盛期にサービスマンだった当社某部長に「クリアランスはどれ位ですか?」と訪ねると0.20mmと的確な回答が!! インテーク(吸気)0.20mm、エキゾースト(排気)0.25mmが正解。当社某部長の恐ろしい記憶力です。現在のエンジンは油圧による自動調整のため、この様な整備はほぼありません。
排気管(エキゾーストマニホールド)、キャブレター(昔の燃料供給装置気化器)の取付けを実施。
マフラーの取付けに着手。純正のマフラーを付けたかったのですが、現在は生産終了のため、やむを得ず社外品のマフラーを取り付けました。社外品ではあるものの、形状は純正品と同じです。
3月は繁忙期なのでレストアは一時休止です。そのため今回は今年度最後のレストアとなってしまいましたが、皆で楽しく作業できました。最後の写真はキャブレター周辺のビフォーアフターで2年半の成果です。今年度のレストアは最後になりましたが、本業の仕事に専念し、4月からの再開を目指します。
2020年2月24日